睡眠中に呼吸が頻回に止まってしまうと、酸素が少ない状態になり、交感神経が必要以上に興奮し、睡眠の質が低下してしまいます。この状態が長年続くと高血圧や心筋梗塞などの発症因子や悪化因子となると言われています。また、日中の眠気や熟睡感がなくなり、事故を起こしたり仕事の効率が落ちると言われています。小児においては心身の成長の時期に十分な睡眠が取れないことにより様々な影響が出ます。
睡眠中はのどの筋肉の緊張が低下したり、舌が奥に落ちこむことによって空気の通り道が塞がってしまって無呼吸が生じます。

中等症の場合は1泊入院してさらに詳しい検査が(睡眠ポリグラフ検査)が必要です。
睡眠ポリグラフ検査が必要な場合は検査ができる施設に紹介させていただきます。
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睡眠中に、指先・お顔にセンサーを装着していただき、睡眠中のいびき・無呼吸の程度を測定・記録します。 |
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CPAPは鼻に装着したマスクから持続的に空気を鼻やのどに送り込み、陽圧に維持することによって舌やのどが潰れてしまうのを防止します。呼吸に合わせて空気が送り込まれることにより、気道が塞がらないようにします。
CPAPは毎月使用状況や無呼吸の程度を確認するために診療が必要です。慣れてくれば3ヶ月に一度は対面診察が必要ですが、他の月は遠隔モニタリングというシステムを使用して受診回数をへらすことが可能です。
扁桃が大きい、のどが狭い場合、同部位を拡げる手術を行います。
鼻詰まりがあると口呼吸になりやすく、いびきをかきやすくなり、睡眠の質が低下します。
SASの患者様の場合、鼻詰まりはCPAP療法を継続できない理由の一つです。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などにより鼻詰まりがある場合、薬物療法を行います。薬物療法で改善しない場合は手術を行うこともあります。
軽症やCPAPの適応とならなかった中等症のSASが適応となります。
小児のいびきに対しては薬物治療などで改善が期待できます。しかしながら、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、扁桃の肥大や鼻の奥にあるアデノイドが大きい事が原因である事が多く、手術が必要な場合があり、手術が可能な施設に紹介させて頂きます。