いなもと耳鼻咽喉科

いなもと耳鼻咽喉科|高松市一宮町の耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

〒761-8084 香川県高松市一宮町字荒1530-1
TEL:087-880-3341
ネット受付

 
インスタグラム

インスタグラム
はじめました!

トップページ»  嚥下機能評価

嚥下機能評価

嚥下運動とは、口の中の唾液や飲食物を咽頭、食道を通って胃へ送り込む連続した運動のことです。この運動のいずれかに障害が起こったのを嚥下障害と言います。
 
高齢の方は、加齢に伴ってお腹が減りにくくなり、食欲がわかなくなってしまいます。また、噛んだり飲み込んだりする力が低下し、食事に時間がかかって食べきれなくなり、食事量が減ってしまいます。また、認知症によって食べ物や食べ方が分からない、偏食などによっても食事量が減ってしまいます。そして、食事量が減ると低栄養になり、体力や免疫力が低下し、筋肉量が減り、寝たきりになってしまいます。また、誤嚥(唾液や飲食物が気管の中に入ってしまう)をおこしてしまうと、肺炎をおこしてしまいます。肺炎を起こしてしまうと、食事ができなくなってしまい、さらに低栄養や筋肉量の減少が起こってしまいます。
 
食べ方を工夫したり、食べ物の形態を調節したり、水分にとろみをつけることによって誤嚥を防ぎながら食事を楽しめるようになる可能性があります。そのためには、嚥下機能の評価を行い、食事形態や食事時の姿勢の調節、嚥下訓練の適応、方針を決定する必要があります。

嚥下内視鏡検査

 嚥下機能の評価の方法として、嚥下内視鏡検査があります。この検査は、内視鏡を鼻からのどに入れ、飲み込み(嚥下)の様子を観察する検査で、唾液や痰の貯留の有無、食物を飲み込んだ後の食物の残留の有無や気管へ流入(誤嚥)などを評価することができます。